手段は独学! 目標は一発(ストレート)合格!! 中小企業診断士 資格試験体験記 |
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中小企業診断士 第1次試験 1.第1次試験のテキスト選択 専門学校には通わず、独学で中小企業診断士の資格試験に臨むことに決まりました。次にやることは、どのテキストを使うかを決めることです。独学ではテキストが生命線と言っても過言ではないでしょう。時間をかけてネットをめぐり、慎重に色々な評判を見て回りました。その結果、テキストは「TAC」を使うことに決めました。TACの「スピードテキスト」はよくまとまっていて分かりやすいと評判だったので、これに全てを賭けることにしました。 2.第1次試験のスケジュール作成 次に勉強のスケジュールを立てます。2008年8月、第1次試験のための大まかなスケジュールを作りました。
とりあえず最初は、「スピードテキスト」を使い基礎を学び、その後「スピード問題集」で習得を確認するという流れです。特徴としては青字で書いた見直しです。7科目も勉強しなければならないとなると、どうしても最初の頃に学習したことは忘れていってしまいます。その対策として、毎月見直しを入れました。ただこの計画だと、当然後に行くほどキツくなっていきます。そのため5月に余裕を持たせてあります。そして7科目全ての学習が終わったら過去問で最終仕上げです。 ちなみに、AmazonでTACの「スピード問題集」を購入すると、金額が1,500円に達しないため送料がかかってしまいます。そのためスピードテキストとスピード問題集を同時に購入するようにして、少しでも試験の為の費用を節約しました。もっとも後で、楽天ブックスで買えば1,500円以下でも送料無料と分かり、途中からそっちで買いましたが。毎月1万円の小遣いからちょっとずつテキストを買う身としては、送料も馬鹿になりません。(最近はAmazonも送料無料になったらしい) *TACの窓口では1割引で購入できるという情報をいただきました。お近くの人は確認してみては? 3.勉強開始 スケジュールも決まったのでいよいよ勉強に入ります。まずはスピードテキストで基本を学びます。その後、スピード問題集で腕試しを行いました。 *注意:書籍画像は全て楽天アフィリエイトです。クリックして購入してもらえると私に1%の楽天ポイントが入ります。・・が、実際に本屋で実物を見てから購入することをお勧めします。また、画像は編集した時点での最新版です。購入前に最新版をチェックしてください。 *注意:2016年版から番号の割り振りが変わりました。経済学・経営政策6→4、経営情報システム4→5、経営法務5→6です。テキストのバージョンによってはリンク先画像と番号が一致しない場合がありますので注意してください。
4.自分なりの勉強方法 私が今まで、情報処理試験などを受けたときから続けている勉強方法があります。それはテキストを読み進める際に、エクセルを使い、1列目に単語、2列目に意味、3列目にテキストに記載されているページを書いた一覧表を作ることです。
この時、2列目に書くのは、テキストに書かれている内容そのままではなく、自分なりに噛み砕いた内容にします。時にテキストに書かれている表現は分かりづらく、テキストに書かれている文章をそのまま暗記しようとしても苦痛です。そもそもテキストに書かれている内容そのままでは長すぎます。この方法のいいところは、自分の言葉で単語の意味を表現しなおすため、理解が深まる点です。私は今まで、他の試験でもこの方法で単語の暗記を乗り越えてきました。今回の中小企業診断士試験の第1次試験もこの方法で臨みます。 ちなみに、よく九九を憶えるときに使うようなぺらぺらめくる単語帳を使っている人を見かけますが、私は使いませんでした。 5.中小企業診断士 第1次試験本番 2009年8月8日(土)、ついにこの日を迎えました。受験会場は名古屋・中京大学。途中、糖分補給とげんかつぎのためハイチューを食べながら、JRと地下鉄を乗り継ぎ向かいます。(げんかつぎは全く個人的事情。過去に受けた試験の時も食べてたため、何となく・・・。不安の表れか) 試験の日程は次のとおり。
いきなり初日に自分の苦手科目である「経済学・経済政策」と「財務・会計」がきます。さらに午後からは90分科目の2連発。かなりの体力消耗が予想されます・・・ 第1限目 経済学・経済政策 苦手科目だけに重点的に勉強してきた甲斐もあり、結構すらすら解けました。基本に忠実な問題が多かったように思います。 第2限目 財務・会計 こちらも重点的に勉強してきたおかげで、比較的容易に解けました。あまり今まで見たこともないような問題もなく、無難に終わりました。 第3限目 企業経営理論 ・・・意外と難しい。4択のうち2択までは絞れますが、そこから先がなかなか判断できません。本日最大の難所か? 第4限目 運営管理 結構イージーな問題が多かったように思います。ただ答えに「ウ」が連続したり「ア」が連続したりして不自然・・・。出題者の動揺作戦か? 午後5時、本日の試験終了。昨日緊張してあまり眠れなかったこともあり、ぐったり疲れました。しかし手ごたえとしては、平均60点くらいはありそうです。この調子で明日もがんばろう! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 試験二日目、今日は60分科目2つと90分科目1つのため、若干気持ちは楽です。しかも1科目は得意の「経営情報システム」だし。 第1限目 経営法務 トラブル発生!なんと試験会場である教室のエアコンが故障!8月の尋常でない暑さの中、試験を受けることに。受験生の「試験官、窓開けろよ・・・」という心の声が聞こえてきそうです。 肝心の試験内容の方は、かなり難問が続きます。スピードテキストの欄外に注で載っているような、細かい問題が多く手ごわかったです。どうも手ごたえが薄い・・・。試験終了時に汗だくだったのは、室温のせいか焦りのせいか? 第2限目 経営情報システム 依然としてエアコンは直りません・・・。やっと窓は開けられました。しかし今度は窓のすぐ外のベランダで工事をしており、足場用の金属パイプなどがガランガラン転がる音がします・・・。はっきりいって環境は最悪。試験は年に1度しかなく、多くの受験生は今日のために時間と私財をつぎ込んで試験に臨んでいます。主催者側にももう少し配慮が欲しいものです・・・。 さて試験の方は、思っていた以上に難しいです。今までに出題されたことがないような問題も多くあります。自分は仕事がら、コンピュータ系の雑誌を読むことが多いため新しい用語の知識は比較的ある方だとおもいますが、そうでない人には難問だったようです。 第3限目 中小企業経営・中小企業政策 結局エアコンは直らず、午後からは試験会場を移動。長かった試験もいよいよ最終科目です。内容としては、何問かスピード問題集で解いたことがある問題もあり、それほど難しくはなかったと思います。多くの受験生は、途中退出してしまい、最後まで残っていたのはわずかでした。自分も結構時間が余りましたが、最後まで見直しを行いました。案外何度も読み直すと、問題の捉えかたも変わってきて、答えを直したくなるものです。もっとも直さない方がいい場合もありますが。 長かった2日間の試験が終わりました。最も手ごたえのなかった「経営法務」以外はおそらく40点を切ることはないでしょう。会社はもう夏休みに入っています。明日はゆっくり休むことにします。 6.第1次試験 自己採点 第1次試験が終わると、各専門学校から続々と解答と配点が発表されます。私も自己採点をしてみました。結果は次の通り。
平均点数だけをみれば、余裕で第1次試験のボーダーである平均60点をクリアできました。しかし個別でみると、結構凡ミスが多く、企業経営理論などは科目合格ギリギリでした。 何はともあれ、初年度で7科目全ての合格できたため、受験を決意した際の目標は果たせました。しかし次は、最大の難関、第2次試験が待っています。まだ何も勉強していませんが・・・ |
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