FIAT500 旅ChannelFIAT500で津島街道を行く

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津島神社 愛知県津島市にある津島神社は全国に約3,000ある津島神社・天王社の総本山です。 この津島神社と名古屋を結ぶ「津島街道」は、安土桃山時代以降、多くの参詣者が利用しました。

 今日はここ津島神社から清須市の新川沿いある津島街道の起点を目指します。まずは、津島神社の南参道から県道68号に出て東に進みます。途中、県道68号から外れた側道を通り、また県道に戻ります。

津島街道追分
 天王川公園に沿いの県道68号には進まず、左側の細い道に入っていきます。突き当りの三叉路は、津島街道の上街道と下街道の追分です。下街道の方は先に走った佐屋街道方面ですが、今はあまり残っていません。上街道を走るため左折し古い街並みの残る道を北上していきます。途中、街道沿いにあるヨシヅヤによって昼食をとり、再び北上していきます。

津島街道道標 名鉄尾西線を渡り少しすると愛西市に入ります。2005年に愛西市となる前は海部郡佐織町でした。
 旧藤浪村を抜けると、この辺りでは一番大きな川、日光川にぶつかります。日光川、三宅川に架かる橋を渡り終えたら斜め左方向、旧勝幡村に向かって進んでいきます。この近くにあったと言わる勝幡城は織田信長の生誕地であるという説があります。
 しばらく進むと津島街道は直角に東に折れます。 道標が残されており「右なごや道、左つしま道」と標されています。 ここからは名鉄津島線の北を並走してひたすら東に向かって進んでいきます。

あま市木田の街並み
 水路を渡ると、あま市に入ります。旧蜂須賀村内、名鉄青塚駅から木田駅にかけては昭和レトロな店舗が残されていてノスタルジーを感じさせます。名鉄津島線の踏切を渡り、福田川を渡り、名古屋第二環状自動車道の下をくぐると、旧甚目寺村の集落に入ります。

甚目寺観音  津島街道沿いに甚目寺観音の南大門が建っています。甚目寺観音は尾張四観音の一つです。正式には鳳凰山甚目寺で、日本に仏教が伝来したわずか60年後の西暦597年に創建されたといわれ、歴代の尾張藩主からの庇護を受けてきました。
 津島街道は甚目寺に沿うように左に曲がり、東門前で右折して、旧甚目寺商店街の中を抜けて東に進んでいきます。

津島街道起点
 五条川を渡ると清須市に入ります。桃栄小学校南交差点付近は津島街道は喪失していますが、少し進むとすぐに地図上に復活します。そのまま道なりに東へ進んでいくと新川に突き当たります。この場所に津島街道起点の石柱が立っています。しかしこれはまだ新しい物です。そして新川沿いを少し北に進むと、美濃路との追分である新川橋西交差点の南西の一角に新川橋詰ポケットパークがあり、津島街道の道標や陣屋跡などが残されています。

清洲城
  せっかく清須市まで来たので清洲城に立ち寄り、今回の旅は終了です。


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