手段は独学! 目標(だけ)は一発(ストレート)合格!
    社会保険労務士 資格試験体験記
社会保険労務士 1年目


1.テキスト選び

 独学での資格試験勉強で、最も重要になるのはテキスト選びです。テキストによって合否が決まるといっても過言ではないかと思います。各種サイトや楽天ブックスの口コミ等を見て熟考した結果、「うかるぞ社労士」シリーズで勉強することにしました。結構社労士試験では老舗のようです。


*注意:書籍画像は全て楽天アフィリエイトです。クリックして購入してもらえると私に1%の楽天ポイントが入ります。・・が、実際に本屋で実物を見てから購入することをお勧めします。また、画像は編集した時点での最新版です。購入前に最新版をチェックしてください。


 さっそくブックオフで「うかるぞ 社労士 入門編(2009)」を購入しました。


(「入門編」から「速習入門」に変わったようです。毎年9月ごろ最新版が発売されます)→2018年版はもう発売されていない?

なぜ勉強開始が2010年、受験予定が2011年なのにブックオフで古いバージョンを買っているのかというと、とりあえず安く済ませたかったからです。この手の試験では最新版のテキストを使うのが当たり前です。特に社労士のように法律関係の資格では結構頻繁に法改正があるので、古いテキストを使っても内容が誤っている場合があります。しかし今回は、とりあえず社会保険労務士という資格がどのようなものかを知りたかっただけなので、古本で買いました。
 ただ結論から言うとこの本は買う必要はなかったと思います・・・。いきなり基本書から勉強を始めた方がある意味効率的だったかも。あまりに社会保険等に関して自信がなかったため慎重になりすぎました。ただ全く無駄だったとは思いません。とりあえず社労士試験とはどういうものかということを知りたい人にはいい本だと思います。

 次に、またしてもブックオフで「うかるぞ社労士入門編一問一答(2009年版) 」という本を買いました。


(毎年11月ごろ最新版が発売されます)→2018年版はもう発売されていない?

入門編で基礎の基礎を学んだので、どの程度対応できるのか力試しに買ってみました。結果は、まったく対応できませんでした。今にして思えば当たり前ですが、ちょっと無謀でした。言ってしまえば、これも別に買わなくてもいい本でした。もし買うなら基本書をしっかりと学習した後でやるべきでしょう。


2.本格的に勉強開始

 さて、回り道をしてしまいましたが、ここから本気で勉強を開始します。「うかるぞ 社労士(2011)」を近所の本屋で購入。

(毎年11月ごろ最新版が発売されます) 「ごうかく社労士基本テキスト」に名前が変わったようです。

なかなか厚みのあるテキストです・・・でもまあ中小企業診断士の一次試験のように7冊あるよりは気持ち的に楽です。
 とりあえずざっと流し読みをし、その後に詳しく勉強をしてみました。勉強していくうちに気付いたことは、社労士試験とは完全に暗記の試験なんだなということです。計算問題は本当に少ししか出ません(試験年度によっては全く出ないときもある)。計算問題を不得手としている私にとっては好都合です。 そしてもう一つ気付いたこと。それはこの試験の勉強がかなりつまらないということです。テキストの始めから読んで暗記していくわけですが、憶えることの多さと同時に似たような事柄が随所に出てくるため記憶が混乱してきます。いままでに幾つかの資格試験を乗り越えてきましたが、ここまで勉強することがつらいと思ったのは初めてでした・・・


 私は中小企業診断士の一次試験の勉強をしたときと同様、今回もエクセルを使用して一覧表を作りながら単語の意味を記憶しました。表の一列目には単語、2列目にはその内容、3列目には記載されているページを書いたものを、テキストを読み進めながら作りました。(3列目のページについてはあまり使わなかった) 例えば次のような感じです。

2 労働条件の原則 労働基準法を理由に低下は×。経済状況の悪化なら可。 25
3 労働条件の決定 労働者と使用者は対等の立場。   
   労働組合法(団結権、団体交渉権、団体行動権) 労働三権   
4 均等待遇 国籍、信条、社会的身分で賃金、労働時間、労働条件に差をつけない 26
   労働条件・・・解雇、安全衛生を含む、雇い入れは含まない   

前回同様、2列目の内容には、自分で分かりやすいように内容を簡略化して、自分の言葉を使って書きました。この方法は、単語の意味の理解を深めるには効果的だったと思います。ただ一つ注意しなければならないのは、社労士試験は中小企業診断士の試験とは違いあくまで法律の試験ですので、法律の条文の内容がそのまま正確に問われます。おおまかな意味を理解するには有効な方法かもしれませんが、この方法だけでは対応できないと(後で)気付きました。


 2011年2月、なかなか頭に入らないことに苛立ちを感じながらも、何とか最後までやりきりました。基本書を一通り学習し終えたところで過去問にトライしてみます。「うかるぞ 社労士 5年間過去問(2011)」を購入し試しに解いてみます。


(「5年間過去問」から「過去&予想」に変わったようです。毎年11月ごろ最新版が発売されます。)→2018年版はもう発売されていない?

しかし思った以上にできない・・・。もちろん社労士の問題に慣れていないということもあるでしょうが、それ以上に自分の学習した知識の曖昧さが露呈します。

 特に選択式。過去問をやってみると分かるのですが、簡単な問題と難しい問題の差が大きいです。簡単な問いは5/5で正解できるのですが、一旦難しい問いが出ると1/5、酷い時には0/5です。基本的に選択式は全ての科目で3/5以上正答しないと直ちに不合格が確定します。

この時点で、この試験は一筋縄では行かないことを感じはじめていました。今年の試験まであと半年・・・


 3月、頭の中のこんがらがった知識を少しでも整理するため「うかるぞ 社労士 横断編(2011)」を購入。


(毎年12月ごろ最新版が発売されます)→2018年版はもう発売されていない?

まあ結論から言えば、この本はあまり使いませんでした。別に本が悪いとは思いませんが、どうもまとめ方が自分には合わない感じがしました。時間に余裕のある方は試してみてもいいかと思います。


 4月、とりあえず過去問をやりこもうということで「社労士過去問力の3000題(2011)」を購入。

(今はもう発売されていない?)

このテキストは五肢択一の問題集ではなく、一問ずつの○×方式です。過去問の数をこなすという意味では役に立ったかと思います。しかし一つ注意しなければならないのは、本番試験はあくまで五肢択一式だということです。択一式には択一式の解答のコツがあるため、あまり○×式の問題集に慣れてしまうと本番に対応できないということを(後で)感じました。


 そうこうしているうちに7月。試験まであと1ヶ月弱。直前の法改正等に対応するため「うかるぞ 社労士SRゼミ(2011 法改正・白書講座)」を購入。


(毎年試験年の7月ごろ最新版が発売されます)


いよいよ大詰めです。あとは試験の日までひたすら過去問と見直しに専念します。


3.H23年、試験本番

 2011年8月28日(日)、ついに試験当日。とりあえず今日までできることはやったと思います。あとは悔いが残らないように力を出し切るだけです。
 
 従来は午前中に選択式(80分)、午後から択一式(210分)という日程なのですが、この年は東日本大震災による計画停電の影響もあり、午前が択一式、午後が選択式というスケジュールでした。初受験の私にとってはどちらでも関係ないのですが、何年も受験している方は戸惑ったかと思います。

 午前:択一式

 実に3時間半という長い試験。これほど長時間の試験は受けたことがありません。実際に問題を解いているとだんだんと集中力が途切れてきます。ちなみにこの試験、あまりの長丁場なため途中でトイレに行くことが許されています。結局私は行きませんでしたが、結構トイレ休憩をはさむ受験生は多いです。

 肝心の試験の手ごたえですが、どうも微妙です。確実に分かる問題もあるのですが、イマイチ答えに迷う問題が多いです。とりあえずはやりきりましたがどうも自信が持てず。


 午後:選択式

 さて、問題の選択式。とりあえず最初の「労働基準法」は無難に解答。しかし次の「労災法」がかなりの難問・・・。まだ新しい労災認定基準の改正点についての出題でした。もし少しでもテキスト等で触れたことのある内容であったのなら、微かでも思い出すのでしょうが、全く見たことも聞いたこともない問題でした。結局、勘で答えるハメに。ダメだ、こりゃ。
 
 労災以外にも「労務管理」や「社会保険」等で難問が続きます。おそらく近年の社労士試験でも難しい部類に入る試験だったかと思います。とりあえず勘に頼りまくって解答しておきましたが、あまりのできなさにショックを受けました。


4.試験結果

 試験が終わると、その日の夜には各専門学校から模範解答が公開されます。正解基準の曖昧な中小企業診断士試験とは違い、ある程度確実性のある模範解答なので、公式な試験結果の発表日(11月)を待たずに合否はほぼ分かります。

 私の結果は次の通りでした。

択一式:
「1.労働基準法・労働安全衛生法」 8/10
「2.労働者災害補償保険法(徴収法含む)」 4/10
「3.雇用保険法(徴収法含む)」 6/10
「4.労務管理その他労働に関する一般常識
及び社会保険に関する一般常識」
7/10
「5.健康保険法」 6/10
「6.厚生年金保険法」 4/10
「7.国民年金保険法」 6/10
   合計 41/70

選択式:
「1.労働基準法・労働安全衛生法」 5/5
「2.労働者災害補償保険法」 2/5
「3.雇用保険法」 4/5
「4.労務管理その他労働に関する一般常識」 3/5
「5.社会保険に関する一般常識」 1/5
「6.健康保険法」 4/5
「7.厚生年金保険法」 5/5
「8.国民年金保険法」 3/5
   合計 27/40

 ・・・こ れ は ひ ど い。選択式はある程度の覚悟はしていましたが、まさか択一式がここまで悪いとは。

 この年の合格基準は択一式46点、選択式23点でした。まずは択一式。4/10の最低ラインに満たない科目はないものの合計点数が悪すぎます。正答率が60%を切っているので到底受かるわけがありません。反対に選択式に関しては、合計点数については合格基準を満たしているものの「社一」が最低ライン割れです。実はこの年は選択式の問題が難しかったらしく、「1.労働基準、安全衛生法」「2.労災」「5.社会保険」「7.厚生年金」「8.国民年金」と5科目も救済が入り、いずれも2点以上で合格基準を満たせました。


 ここまで箸にも棒にもかからない結果をみて、正直撤退を考えました・・・
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