さかなで本舗 ワイヤークラフト
Basicsワイヤークラフトの基本
1.必要な道具
とりあえずこの二つの道具さえあれば、十分始めることができます。
- ラジオペンチワイヤークラフトを始めるのにまず最初に必要となる道具です。初めは100円ショップで購入できるような安価なものでもかまいません。ワイヤーを曲げるときに使用します。バネの力で、自動的に先端が開くものの方が作業が楽です。
一般的なラジオペンチには物を挟んだときに滑らないように、先端にギザギザが付いています。もちろんこのタイプの物でも使用できますが、ワイヤーに傷がついてしまう場合があるので、もし今後買うのであれば先端にギザギザがないタイプの方が良いかもしれません。また、アクセサリーを作る時などに使う先端が丸くなった「丸ペンチ」もあると便利です。
- ニッパーワイヤーを切るために使用します。ラジオペンチでもワイヤーを切ることはできますが、細かいところを切る場合は、やはりニッパーの方が使いやすいです。
2.使用する材料
ワイヤーの素材にはアルミ、スチール、銅、銀など色々な素材があります。初めは、手でも簡単に曲げることができて安く手に入るアルミを使用するのがいいでしょう。
100円ショップに行けば色々な太さや色のアルミのワイヤーが購入できます。太さは、作る物の輪郭は2~3mm、編みこむ場合は1mmくらいが使いやすいかと思います。あまり太いワイヤーは曲げづらく細かい作業には向かないですし、細すぎるワイヤーは出来上がった作品にボリュームがなくなります。作品によってワイヤーを使い分けるのが、上手に作るコツです。
100円ショップに行けば色々な太さや色のアルミのワイヤーが購入できます。太さは、作る物の輪郭は2~3mm、編みこむ場合は1mmくらいが使いやすいかと思います。あまり太いワイヤーは曲げづらく細かい作業には向かないですし、細すぎるワイヤーは出来上がった作品にボリュームがなくなります。作品によってワイヤーを使い分けるのが、上手に作るコツです。
3.基本動作
1.切る
まずはワイヤーを切ってみます。切る際に注意することは、ニッパーには表と裏があるということです。ワイヤーの切り口は表と裏で違います。作品側に表で切った方がくるようにしましょう。
表
裏
切り口・表(左)と裏(右)
2.曲げる
緩やかなカーブを作る場合は、手で曲げます。
角をしっかり作りたい場合は、ラジオペンチを使って曲げます。手首を返すのがポイントです。
さらに鋭角に曲げたいときは二つ折りにしてラジオペンチではさみます。
3.つなぐ
ワイヤーとワイヤーをつなげる技術です。「T字」につなぐ場合は、片方のワイヤーを「C」型に曲げ、もう一方のワイヤーにラジオペンチではさみこみます。上下から、さらに前後からラジオペンチではさんで、なるべく隙間を開けないようにすることでずれにくくなります。 ワイヤーの先端同士をつなぐ場合は、両方を「C」型に曲げ、ラジオペンチではさんで固定します。
4.編む
1から3の技術は「線」を作る技術でしたが、ワイヤーを編むことができるようになれば「面」をつくることができるようになり、作品にボリュームを出すことができます。(後述)
4.実践練習 その1
まず輪郭だけの2次元のオブジェに挑戦してみましょう。
絵を描くのが苦手な人は、本やインターネットから好きな形を探して利用してもいいです。
以下から、下絵の見本をダウンロードできます。
型紙ダウンロード
途中で下絵とずれていないか確認しながら曲げていくのが上手にできるコツです。
何個かつなげるとモビールのできあがり。
1.下絵を描く
最初はあまり細かくない絵にしましょう。絵を描くのが苦手な人は、本やインターネットから好きな形を探して利用してもいいです。
以下から、下絵の見本をダウンロードできます。
型紙ダウンロード
2.下絵にそってワイヤーを曲げていく
今回は2mmの太さのワイヤーを使用しています。基本は手で曲げます。必要に応じてラジオペンチを使用して曲げます。途中で下絵とずれていないか確認しながら曲げていくのが上手にできるコツです。
3.始点と終点をつなぐ
ニッパーでワイヤーを切り、始めと終わりを「C」型に曲げてつなぎます。
4.完成
形をととのえて完成。1mmのワイヤーで葉脈を入れるとより立体感が出ます。何個かつなげるとモビールのできあがり。
5.実践練習 その2
ワイヤーを編む技術をマスターすれば「面」を作れるようになるため、作品の幅がぐっと広がります。編む技術の基本であるカゴを作ってみましょう。
1.同じ長さの太いワイヤーを3本切る
2mmの太さのワイヤーを使用しています。長さはカゴの「深さの2倍+底の長さ+10cm」くらいです
2.細いワイヤーを3回ほど巻き付ける
1mmの太さのワイヤーを真ん中に3周くらい巻き付けます。
3.太いワイヤーを広げる
向かい合わせのワイヤーが一直線になるように広げます。
4.太いワイヤーに細いワイヤーを巻き付ける
2mmのワイヤーに1mmのワイヤーを一回転して巻き付けます。次にとなりの太いワイヤーに移り、同じように巻き付けます。この作業を繰り返して編んでいきます。
何周か編めたら真ん中の余分なワイヤーはカットします。
形を整えながら編んでいきます。
途中で巻く向きを間違えないように注意
形を整えながら編んでいきます。
途中で巻く向きを間違えないように注意
5.太いワイヤーを立て側面を編む
底が編めたら、太いワイヤーを立てます。ワイヤー同士が平行になるように注意しながら側面を編んでいきます。
6.太いワイヤーを切る
目的の高さまで編めたら1mmのワイヤーを切って、2mmのワイヤーに固定します。さらに2mmのワイヤーを編みあがりの位置から1cmくらいのところで切ります。
7.太いワイヤーを折り返す
2mmのワイヤーを6か所とも折り返します。
8.完成
底の大きさや、高さ、縦のワイヤーの傾きを変えることで、色々な形のカゴを作ることができます。