FIAT500で秋葉街道を行く(大野~秋葉神社)
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江戸時代、「お陰参り」が一大ブームとなると、江戸から伊勢神宮に向かう道として「東海道」がよく利用されました。当時、厳しい移動制限があった庶民でも「お陰参り」が理由であれば例外的に許可されました。またルート選択は比較的自由であったため、せっかくならと帰りに御油宿から北に外れ、「鳳来寺」と「秋葉神社」に参拝し、掛川宿で再び東海道に戻るというルートが好んで利用されました。前回は「鳳来寺道」を走ったので今回は「秋葉街道」を走ります。ゴールは静岡県浜松市天竜区の「秋葉山本宮秋葉神社」です。
今回のオープニングは愛知県新城市大野にある菅原神社です。大野の街並みを見下ろせる高台に神社はあり天神山とも呼ばれます。車で国道151号に出てすぐに大野の宿場町に入ります。大野はかつては以前に走った「別所街道」と秋葉街道が交差する交通の要衝であり、今でも当時の宿場町の雰囲気が残っています。
大野からは東の坂を上っていきます。睦平の集落からは真立川に沿って県道505号とその脇道を行ったり来たりしながら坂道を上っていきます。
細川の集落を過ぎると旧街道は車の通れない道となるため徒歩で進みます。「巣山坂」と呼ばれるこの道は、現在の県道505号が整備される前までは車も通ることができる主要道路でした。しばらく坂道を上っていくと、秋葉街道は旧車道を外れ険しい山道となります。道はつづら折りとなり一部崩落している個所もあります。しばらく上り続けると、先ほどまで歩いていた旧車道に合流します。合流点の崖の上には馬頭観音像が祀られています。本来の旧街道は、この先しばらく旧車道を進んだ後、更に険しい山道となります。しかし道には草が生い茂り先に進むのが困難なため、次の集落である巣山まで迂回します。
巣山から県道505号に戻り東に進みます。三遠南信自動車道の上を越えたあたりで一旦県道から南に外れますが、西六田沢でまた県道505号に戻ります。しばらく森の中の道を南東に進むと愛知県から静岡県浜松市に入り、道は県道296号となります。しばらく県道を進んだ後、次の集落である大平に向かって東に県道を外れます。車幅ギリギリの急な坂道を下っていくと大平の集落に出ます。ここからは更に道幅は狭く、坂は急になります。坂を下りきると秋葉街道の宿場町であった川宇連の集落に入ります。かつてここ川宇連には旅籠が軒を連ねかなり栄えていたようです。
川宇連から先はまた車では通れない山道となります。「川宇連不動滝」から沢沿いを徒歩で上っていきますが、すぐに道を見失います。なので林道柿畑線まで迂回し続きを歩きます。しばらく林道を進むと道にはロープが張られているため、次の集落である神沢まで車で迂回します。
浜松市天竜区の神沢の集落を東に下っていくと県道9号に出ます。しばらく北上すると熊の集落に入ります。熊にもかつての宿場町の雰囲気がよく残っています。本来のルートは東に向かいますが「道の駅くんま」で昼食を取ります。
熊からは「東海自然歩道秋葉山ルート」を歩きます。ここから先の秋葉街道は基本的にこのルートに沿って進みます。車に戻り東に向かって坂を上っていきます。峰や高平の集落を過ぎると旧街道はまた車の通れない道となるため、次の集落である柴まで迂回します。
標高が600メートルほどの柴の集落からは次の集落である石打まで、東に向かって坂を下っていきます。「ヒラシロ遺跡」の前を通り過ぎ、しばらくは森の中の曲がりくねった道が続きます。標高400メートルほどまで下り石打の集落に入ります。石打からは、東海自然歩道と同じくこのまま東に向かうルートと南の雲名方面に向かうルートとに分かれますが、今回はこのまま東に向かいます。林道三舞坂線に入り、しばらく下っていくと車が通れない道となるため再び徒歩となります。「はしご坂」と呼ばれる道を下っていくと白倉川沿いの集落である市ノ瀬に到着します。
白倉川沿いに東に下っていくと天竜川の右岸の集落である西川に入ります。ここからは竜山橋で天竜川を渡ります。左手には秋葉ダムがあります。
車に戻り天竜川の左岸を走りますが、道は階段となるため徒歩で上ります。県道285号を渡り車に戻り、秋葉神社までの最後の集落である戸倉に向かいます。戸倉から秋葉神社まではまた車の通れない道となりますが、陽も傾いてきたため「天竜スーパー林道」に迂回します。林道をしばらく上っていくと秋葉山本宮秋葉神社上社の第一駐車場に到着します。
大鳥居から400段ほどの階段を上り、金の鳥居をくぐって上社に到着します。秋葉神社は昔から火伏の神様として信仰され、今でも多くの人が訪れます。